技術分野

コーティング技術

コーティング処理により、様々な基板ガラスやフィルム樹脂など各種基板へ新たな機能を付与することができます。

自動車用UVカットガラス「UVベール Premium®

UVカットガラスの透過率

自動車用UVカットガラスは、AGCの材料技術とウェットコーティング技術が融合した商品です。独自の有機無機ハイブリッド材料をガラス表面にコーティングされており、これまでにない優れたUVカット性能と高い耐久性を合わせ持っています。本商品は、日焼けを気にする女性ドライバーらの悩みに応えた商品であり、より快適な車内空間づくりに貢献しています。

吸収系後強化Low-Eガラス

ガラスの遮熱性能

Low-E glass

吸収系後強化Low-Eガラスは、Ag1層系でありながら、Ag2層系に匹敵する高い日射熱遮蔽性能を持つLow-Eガラスです。通常Low-Eガラスは寒冷地向けと温暖地向けに区分けされますが、この吸収系後強化Low-Eガラスはどちらの地域にも使用することができます。吸収系後強化Low-Eガラスはスパッタリング法により、特殊な膜材料を用いた多層膜をガラス上にコートして作製されます。

撥水ガラス「ウェルビュー®

撥水ガラスの原理

撥水ガラスは、フッ素材料技術、ウェットコーティング技術が融合した商品です。独自のフッ素化合物を用いて合成されたゾルゲル材料を、ガラス上にコーティングしています。コーティングされた撥水膜は、低エネルギー表面と緻密な膜質を有するため、撥水性と耐久性に優れています。AGCの撥水ガラスは、自動車用窓ガラスに幅広く展開されています。特に、優れた水滴転落性は、雨天走行時の視界を確保しやすいという点で、予防安全性の向上に寄与しています。

湿式コート法によるAR膜

従来より低反射膜については、様々な工業分野で活用されてきました。より低反射で反射色がニュートラルで、かつ汚れのつきにくい膜が求められていました。これまではこれらの特性は、スパッタ等のドライ方式による多層膜で達成されてきましたが、AGCは新たな膜設計と新規材料の開発により、ウェット方式で、より低コストでこれらの特性発現に成功しました。

未処理ガラス
低反射ガラス
低反射ガラス(無反射色)

EUVL用フォトマスクブランクス

EUVL用フォトマスクブランクスは、回路寸法22nm以下の半導体デバイス量産への適用が期待される極端紫外光(波長13.5nm)を光源とした半導体リソグラフィに用いられる光学薄膜付超低熱膨張ガラス基板です。10-9オーダーと超低熱膨張係数を有するガラス材料の開発から、ガラス基板を100nm以下の厚み偏差と超高平坦に研磨するガラス加工技術、波長13.5nmで高反射率を得るために0.01nmレベルの超精密膜厚制御を要する多層膜ドライコーティング技術に至るまで、AGCの保有する複数の中核技術を活かして、開発を進めております。

スパッタリング製膜技術

真空プロセスのスパッタリングでは、均一性に優れた、より高品位な薄膜コーティングが実現できるだけでなく、多層積層も可能です。LCDに用いられる透明導電膜付ガラス基板、建築用・自動車用の省エネガラスや、映り込みを抑える低反射ガラスなど、スパッタリング法による成膜技術は、幅広い分野で活かされています。

多層コート膜
独自技術で、任意の光学特性と高い耐久性を実現

光の波長と同程度の膜厚の多層膜を成膜することで、所定の光学的特性を得ることができます。