技術分野

フッ素・化学技術

フッ素の様々な特徴を生かし、さらにAGC独自の機能を付加して、従来では実現できなかった機能を実現しています。

AFP(Anti-Finger Print)剤(Afluid S550)

AFP剤をコーティングしたガラスの特性と指紋移動

スマートフォンやタブレットPCのようなタッチパネルデバイスの表面にAFP剤をコーティングすることによって、指紋等の汚れが付着しにくく、付着してしまっても簡単にふき取ることができる。独自のフッ素化学技術と高度な分子設計技術により、特に耐久性に優れるAFP剤(Afluid S550)の開発に成功しました。さらに、ガラス材料技術やコーティング技術と融合させることで、より魅力的な製品の開発に取り組んでいます。

CMPスラリー
絶縁膜、Cu配線、Low-k……プロセスに合わせたスラリーを

高密度化・高速化が進む半導体デバイスの製造工程で用いられる平坦化技術・CMP(化学的機械的研磨)に向けて、高性能スラリーを開発しています。デバイスの高速化に向けたCu配線の採用などに対しても、「様々な材料、プロセスに合わせたスラリーを」をモットーに、材料技術と研磨技術を融合したソリューションを開発・提供しています。

サイトップ

FONTEX®:2心コネクタ付ケーブル(製品例)

振動発電センサモジュールの外観

「サイトップ」は、既存のフッ素樹脂と全く異なるアモルファス(非晶質)特性から、可視光線透過率が95%以上と透明性が極めて高く、また特殊フッ素系溶媒を用いての溶解が可能なためサブミクロン単位の薄膜コーティングができます。しかも本来のフッ素樹脂の特性(耐薬品性、電気的特性、撥水・撥油性)を併せて有する画期的な新素材です。このサイトップを用いて、1260~1650nmで非常に低損失な特性を示す「ポリマー光導波路」、低周波の振動から電力を取り出す「エレクトレット発電器」、フレキシブルで大容量伝達が可能な光ファイバー「FONTEX®」を開発しています。

マイクロ振動発電機の発電メカニズム

* 対向電極とエレクトレット電極を左右に振動させて発電

燃料電池部材

固体高分子形燃料電池の発電原理

触媒層付きイオン交換膜

燃料電池は高効率で水しか排出しないクリーンな発電装置であり、家庭用コージェネレーションやバックアップ用電源として普及が始まっています。また、燃料電池車が普及することも期待されています。AGCでは独自のフッ素化学と高度な合成技術をベースに、高性能・高耐久な電解質ポリマーを中心とした燃料電池部材を開発しています。

パターニングガラス

日射制御フィルムによる日射制御原理

モスアイパターン解析

ナノインプリント技術で光をコントロールするガラスを実現。ナノインプリントとは微細なパターンを形成する技術の一つで、単純で安価なプロセスです。ディスプレイの画像を鮮明にする低反射構造(モスアイ構造)や、季節により熱線の透過性が変化し夏涼しく冬暖かくなる環境適応型日射制御窓など、エレクトロニクスや環境に貢献する応用分野への適用を積極的に進めています。