中期経営計画

AGCは、長期経営戦略「2030年のありたい姿」を確実に実現するため、中期経営計画 AGC plus-2023 を策定しました。その経営財務目標と主要戦略は以下の通りです。

経営財務目標

主要戦略

主要戦略1

1. 両利きの経営の追求

各事業の方向性

当社はこれまでコア事業と戦略事業を両輪とする両利きの経営を推進してきました。AGC plus-2023 では、両利きの経営を更に追求し、戦略事業領域においては成長を加速させるとともに、エネルギー関連など新たな事業領域を探索し、2023年に戦略事業の売上高3,000億円、営業利益700億円を目指します。
一方、建築用ガラス・自動車用ガラスにおいては、需要に見合った生産体制へのシフト、高効率設備投入による生産集約や人員削減など、2023年までに両事業において固定費を中心に150億円費用を削減します(2019年比)。また建築用ガラスについては、業界リーダーとして業界再編も視野に入れた構造改革を、スピード感を持って実施します。

投資資源配分および資産効率向上への取り組み

投資資源配分については、戦略事業をはじめとする成長事業への投資を強化し、本中計期間において全社投資金額の33%に相当する2,000億円を戦略事業に投じる予定です。また、全社投資金額におけるガラス3事業(建築用ガラス、自動車用ガラス、ディスプレイ)への投資割合を、前中計期間の52%から33%まで削減します。

  • ※投資総額:設備投資、M&Aと有価証券・固定資産売却等を相殺

これらの取組みにより、全ての事業の資産効率を改善し、事業ポートフォリオ変革を行うことで、2023年に全社ROCE(営業資産利益率)7.5%、EBITDA3,440億円を目指します。

  • ROCE :(当年度営業利益予想) ÷(当年度末営業資産残高予想)、 全社営業利益は共通費配賦後、事業別の営業利益は共通費用配賦前
  • 円の直径(除く全社):EBITDAの大きさ
主要戦略2

2. サステナビリティ経営の推進

AGCは創業以来、お客様との信頼関係を礎として、長期視点による研究開発と事業化のチャレンジによって、時代の要請に応えて社会課題の解決に取り組んできました。 これからも独自の素材・ソリューションの力で、私たちの使命である”AGC、いつも世界の大事な一部”を果たし続け、地球・社会のサステナビリティ実現に貢献します。

当社は、2014年、2020年に年間CO2排出量の6倍を省エネ・創エネ製品で削減することを目標に設定し、その目標を概ね達成しました。今般、持続可能な地球環境の実現に向け、更にもう一段高い目標として、2050年カーボン・ネットゼロを目指すこととしました。また、そのマイルストーンとして2030年に温室効果ガス排出量30%削減、温室効果ガス排出量の売上高原単位50%削減を目標に掲げ、その取り組みを着実に実行していきます。

  • ※2020年に年間CO2排出量の6倍を省エネ・創エネ製品で削減することを目指した目標
  • *Scope1:自社での燃料燃焼などによる直接排出
  • *Scope2:主に購入電力の発電により生じた排出
主要戦略3

3. DXの加速による競争力の強化

AGCはこれまで、開発・製造、営業など様々な領域でデジタル技術を活用し、ビジネスプロセスの変革に取り組んできました。また、これらを支える専門性の高い業務知識と高度なデータ解析スキルを併せ持つ「二刀流」デジタル人財の育成にも注力しています。独自の育成プログラムを活用し、2025年までにデータサイエンティスト5,000名、上級人材100名を育成予定です。今後は、これまでの取組みを深化・複合化させるとともに、DXによるAGCグループのビジネスモデル変革に取り組みます。これにより競争優位性を築き、お客様と社会に新たな付加価値を提供します。

AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2023 で掲げた戦略の実行による経営財務目標の達成およびサステナビリティ経営の推進により、世の中、お客様・取引先様、従業員、投資家の皆様、将来世代など全てのステークホルダーに様々な価値をプラスします。