AGCのCSR
For the Earth
地球へ

1. 気候変動への取り組み

AGCのアプローチ

<AGCグループ>
ガスタービンを導入し、環境負荷を低減

苛性ソーダなどの化学品の生産には、大量の電力を消費します。
AGCグループでは、自社で所有している発電設備の燃料を、重油から天然ガス仕様に順次切り替えることで、環境負荷の低減を進めています。燃料を天然ガスに転換すると、CO2排出量だけでなく、ばいじんやSOX、NOXの排出も大幅に削減できます。

直近では、千葉工場で2013年に新型のガスタービンを導入しています。この新型のガスタービンは工場で使用する蒸気の生成にも使用できるので、蒸気を個別に生成する必要がなくなり、工場のエネルギー消費削減に寄与しています。千葉工場では、新型のガスタービンを導入したことでは年間約20,800トンのCO2排出量削減に成功しています。

AGC千葉工場が2013年に設置したガスタービン発電装置
AGC千葉工場が2013年に設置したガスタービン発電装置

AGCのアプローチ

<AGCグループ>
太陽光パネルと熱回収装置を導入

AGCは自然エネルギーの利用拡大を目指して、2009年に太陽光(PV)パネルと熱回収装置の設置を開始し、2018年は26,957MWhを発電しました。

また、AGCガラス・ヨーロッパ社グループでは、イタリアのクネオ工場に、ガラス融解炉からの煙道ガスの排熱を利用した有機ランキンサイクル(ORC)モジュールで発電するシステムを導入。2018年は3,567MWhを発電しました。

ドイツのオスターヴェーディンゲン工場では、熱回収装置を設置し、電気と蒸気を工場内で再利用しており、このシステムによって2018年は10,918MWhを発電しました。

イタリアのロカセカ工場では、倉庫内に熱回収システムを設置することで、近接する冷却トンネルから排出される温風を回収しています。このシステムはガスの消費が少なく、工場からのCO2排出量を抑制することができ、年間約580MWhの発電能力を有しています。

AGCフラットガラス・イタリア社の太陽光パネル
AGCフラットガラス・イタリア社の太陽光パネル

AGCガラス・ヨーロッパ社グループの自然エネルギー利用量

AGCガラス・ヨーロッパ社グループの自然エネルギー利用量

AGCのアプローチ

<AGCグループ>
2020年に年間CO2排出量の6倍をオフセットによって削減

ガラスや化学品の生産では、大量のエネルギーを必要とします。AGCグループは、こうした事業に伴う環境負荷を強く認識し、生産活動にともなうエネルギーの削減はもちろん、省エネ・創エネ製品の開発・供給にも積極的に取り組んでいます。この取り組みを加速するために、2014年には、CO2排出量削減スローガンを制定しました。

CO2排出量削減スローガン
AGCグループは、2020年に年間CO2排出量の6倍を、省エネ・創エネ製品で削減することを目指します。

2020年におけるAGCグループの年間CO2排出量は約1,300万トンとなる見込みですが、AGCグループの省エネ・創エネ製品によるCO2削減目標は約6倍にあたる約8,000万トンを目指しており、これをオフセットする計画です。なお、8,000万トンという数値は、一般家庭*1約1,600万世帯分の年間エネルギー使用量に相当します。

CO2排出量削減スローガン
  • * 2 2020年におけるAGCグループの年間CO2排出量(想定)
  • * 3 2020年に生産した省エネ・創エネ関連製品が耐用年数まで使用された場合のCO2削減量

AGCのアプローチ

<AGCガラス・ヨーロッパ社>
マルチモーダル輸送の推進によって環境負荷を低減

AGCガラス・ヨーロッパ社グループは、鉄道・水上の輸送手段を組み合わせることで自動車輸送を極力減らし、交通渋滞とCO2排出量を削減するマルチモーダル輸送を推進しています。

この一環として、AGCフランスのブッソワ工場では、工場内に荷降駅を設置し、ガラス製造の原材料となるケイ砂とソーダ灰を2014年2月から鉄道で運搬しています。これによって年間4,000回のトラック輸送が77回の鉄道輸送に削減でき、CO2排出を約250t-CO2削減することが可能になりました。2018年は、鉄道による原材料の受入量をさらに拡大し、トラック輸送6,000回分を削減しました。

また、AGCは、ガラス輸送管理の欧州最大手であるラヌッティ・グループとの合弁でマルチモーダル輸送事業を展開するグリーンライン・アドバンスト・システムズ・アンド・サービシズ社を設立しました。2018年は完成品78,960トンを出荷し、3,950回のトラック輸送を削減しました。

AGCフランスのブッソワ工場内を走る貨物列車
AGCフランスのブッソワ工場内を走る貨物列車

AGCのアプローチ

<AGCグループ(中国)>
中国全体の環境意識を高める活動を支援

中国では、大気や水、土壌の良化を国の最重要施策の1つとして掲げ、環境規制の厳格化を進めています。しかし、国土が広く統一的な運用が難しく、企業の対応にも差があるのが実情です。

こうしたなか、AGCグループの中国における統括会社である艾杰旭(中国)投資有限公司は、ブループラネット賞を1999年に受賞し、中国で“環境保護の父”と称される元環境保護局長の曲格平氏とともに、同国全体の環境意識を高める活動を支援しています。具体的には、清華大学環境学院や中国環境商会との共同による環境イベントの開催や、環境・省エネに関する日中協働の提言を行っているほか、中国環境業界の経営幹部をAGC本社に招待し、AGCが保有する環境対応技術を紹介しています。

また、環境を保全しながら産業構造の転換を図る中国政府の施策を後押していくために、同国内の各生産拠点で環境負荷が低く、省エネルギー性に優れた設備の導入や設備の改良を継続的に進めています。

曲先生直筆の書。「易きになじまず、難きにつく」はAGC創業者・岩崎俊彌が唱えた精神
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中国ハイレベル環境イベントで発言する上田中国総代表
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